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ローマ人の物語 29 (29) (新潮文庫 し 12-79)

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「最良の皇帝」からローマ帝国衰亡がはじまる皮肉
帝国のかげり
うまく機能しているかに見えた帝国の大いなる機能不全
発売日:2007-08
ランキング:9748位
ジャンル:Books

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レビュー

ローマ人の物語 29 (29) (新潮文庫 し 12-79)のレビュー・感想
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【タイトル】: 「最良の皇帝」からローマ帝国衰亡がはじまる皮肉
【コメント】: 後世から最も評価されている皇帝といわれるマルクス・アウレリウス。五賢帝のなかでも最良、かのカエサルやアウグストゥス、ティベリウスなどと比較しても高く評価されていることを、塩野氏は「人々の心を捉えるのに最も有効な『声』と『肉体』を遺した」からと評します。
さて、その哲人皇帝を取り上げた本編。前巻となる本書では、その生いたちから書きはじめ、エリートとして施された教育、20歳になる前に共同統治者...
ローマ人の物語 29 (29) (新潮文庫 し 12-79)のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】: 帝国のかげり
【コメント】: 賢帝アントニヌス・ピウスの穏便な帝国運営の影で、徐々に帝国の基盤が揺らぎ始めていたというのは面白い。確かに23年間もの統治を終えて哲人皇帝マルクスに引き継いだ年からあらゆる問題が表面化してくるのは前任に問題があったとするしかない。
「ハドリアヌスが偉大だったのは帝国の再構築が不可欠だと誰もが考えなかった時期にそれを行ったことだ」という一文には深く考えさせられる。
ローマ人の物語 29 (29) (新潮文庫 し 12-79)のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】: うまく機能しているかに見えた帝国の大いなる機能不全
【コメント】: うまく機能しているかに見えた帝国の大いなる機能不全、それこそが即ち、帝政を維持する上で、「肝心」と言っても良い、明確な皇帝選出ルールがなかったことであろう。
つまり、実子がないうちに皇帝が死んだりすると、各地で軍司令官が、勝手に、「兵士に推された」という形で皇帝になることを宣言し、結果、混乱と、最悪の場合、内戦を引き起こす・・・ということが起こり、それを繰り返しているうちに、ローマは衰退を...
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